ショパンの最初の自筆譜

《ポロネーズ 変イ長調》 自筆譜のファクシミリ。
ワルシャワ音楽教会所蔵

1821年4月23日、ショパンのピアノ教師ジヴニーの聖名祝日のお祝いに11歳のショパンから献呈された作品です。

ショパンはこの曲の楽譜の表紙に、フランス語で次のように書き添えています。“A・ジヴニー氏に捧げる、その生徒フレデリック・ショパンが作曲した、ピアノ独奏用のポロネーズ。1821年4月23日、ワルシャワにて

今日知られているショパンの最初の自筆譜です。

ショパンが7歳の時に作曲した《ポロネーズ ト短調》と比較して、リズムはより複雑になり、装飾音も美しく、華麗になり、ヴィルトゥオーソ的な要素が加わってきています。

この曲は、ショパンの生前には出版されておらず、1902年に遺作として出版されています。

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